2024.12.20 ドル円相場解説
上のチャートはドル円の1時間足です。
できるだけ長い期間を表示できるようにローソク足がローソク足に見えなくなるまで引っ張って表示してます。
「レンジ帯」と書いているところは11/11~11/26くらいのところ。
レンジ帯を下にブレイクして12/3まで下落してます。
12/3以降は上昇トレンドに転じ、レンジ帯の下限ライン153円244辺りを12/13に上抜けています。
一度下に戻るものの、今度は逆に153円244をサポートラインにしてさらに上昇。
12/18のFOMCをきっかけに急騰して157円台に突入。
で、本日12/20の今のところの高値は157円88辺りです。
この157円85辺りで「一旦上げ止まる」というのは実は予測ができていました。
「レンジ帯下限ライン 153.244」-「12/3の安値 148.61」=4.634
153.244+4.634=157.878
となり、ほぼほぼ今日一旦上げどまったところと一致します。
この計算は「売り注文がなければ買い注文は通らない」ということを理解していればできるんですね。
つまりですね、157.878というレートに達すると「買いたい人がいても売り注文がないので買えない」という現象が起こるので一旦上げ止まるんです。
売り注文というのは11/26から12/3まで下落した時に通った売り注文のこと。
つまりは11/26~12/3までに入った売り注文を買い側は買い付けて本日まで上昇したということ。
11/11~11/26のレンジ帯は売りと買いがバランス取れているので売り注文が残っているとは考えにくいので計算に入れなくていいところになります。
もちろん、市場には2024.7月につけた161.95辺りからの売り注文も残っているでしょうから、まだ買い注文が多く入れば今後更なる上昇も考えられます。
ただ、161.95辺りの高値から売っている人たちというのは160円台に入らなければ投げ出さないと思います。
「売り側が投げる」=「買い注文になる」なので、そうなれば更なる高値更新が考えられるようになります。
そうなると、まず151円98辺りに水平線を引いてもらって、9/16の安値である139.60辺りまでの値幅を計算してもらいます。
151.98-139.60=12.38 ですので、
151.98+12.38で164円36辺りまでの上昇は考えられると思います。
今の上昇トレンドの押し安値である12/3の安値(148.63)を下回らなければ上昇ダウは崩れないので目線は上でいいのかもしれません。
ただ、怖いのが年末そして年始。
年末年始は短期的な投機の動きが出やすく、薄商いで価格が動きやすい相場を狙って仕掛けてくる可能性があります。
少し長期的な目線では上方向でいいと思うのですが、短期的な投機筋の動きには気を付けたいところです。
年末年始は順張りよりも逆張りの方がおすすめで、下手に長期目線の順張りをやると痛い目に合うこともあります。
筆者はもし年内に164円台に突入するなら短期的にショート、年始に変な動きをするなら(2019年1月3日のフラッシュクラッシュみたいな)根性決めて逆ばってみる予定です。