スプレッドとは?

スプレッドとは、FXでの通貨の買値(Bid)と売値(Ask)の差額のことです。別な言い方をすると、通貨を売り買いする際にかかる取引コストです。ブローカーに支払う手数料の一部としてスプレッドが存在します。

スプレッドが狭い(小さい)ほど取引コストが低く、広い(大きい)ほどコストが高くなります。多くのFX業者は、このスプレッドを主要な収益源としています。


具体例:USD/JPY(米ドル/円)の取引

  • 買値(Bid): 140.25円
  • 売値(Ask): 140.27円
  • この場合、スプレッドは0.02円です(140.27円 - 140.25円)。

取引の流れ:

  1. あなたがUSD/JPYを140.27円で買う(Ask価格)。
  2. すぐに売る場合、売値(Bid価格)は140.25円です。
  3. スプレッドである0.02円の差があるため、ポジションをすぐに決済(売却)すると、スプレッド分のコストで損失が発生します。
  • 仮に1ロット(100,000通貨)を取引した場合、この0.02円のスプレッドにより、0.02円 × 100,000通貨 = 2,000円の取引コストがかかることになります。

スプレッドの種類

FXのスプレッドには、主に固定スプレッド変動スプレッドの2種類があります。

1. 固定スプレッド

  • 常に一定のスプレッドが適用されるタイプです。例えば、USD/JPYで常に0.5銭(0.005円)のスプレッドが設定されているような場合です。
  • メリット: 相場が急変してもスプレッドが変動しないため、取引コストが事前に把握しやすいです。
  • デメリット: 市場が静かな時には、変動スプレッドよりコストが高くなることがあります。

2. 変動スプレッド

  • 市場の流動性やボラティリティに応じてスプレッドが変動するタイプです。通常、流動性が高いときは狭く、ニュースや経済指標発表などで相場が荒れると広がる傾向があります。
  • メリット: 市場が安定している時にはスプレッドが狭く、取引コストが安くなることが多いです。
  • デメリット: 突発的なニュースや重要な経済指標発表の際にスプレッドが急激に広がり、コストが高くなる可能性があります。

スプレッドが重要な理由

スプレッドが狭いブローカーを選ぶことで、トレーダーは取引コストを抑えることができます。特に短期取引(デイトレードやスキャルピング)では、頻繁にポジションを開閉するため、スプレッドが大きいとその分だけ利益が減ってしまいます。


例:主要通貨ペアのスプレッド(一般的な値)

通貨ペアスプレッド(例)
EUR/USD0.1〜0.5 pips
USD/JPY0.2〜0.5 pips
GBP/USD0.5〜1.5 pips
AUD/USD0.3〜1.0 pips
  • EUR/USDの場合、スプレッドが0.1ピップスであれば、1ロット(100,000通貨)取引時のコストはわずか10ドルです。

スプレッドが広がる場面

  • 経済指標の発表時: 重要な経済データが発表されると、スプレッドが急に広がることがあります。例えば、米国の雇用統計発表時などがこれに該当します。
  • 市場の流動性が低い時: 夜間や休日の取引など、取引量が少ないときにスプレッドが広がることがあります。

まとめ

  • スプレッドは取引コストであり、通貨の買値と売値の差額です。
  • スプレッドが狭いほど取引コストが安く、広いほどコストが高くなります。
  • 取引スタイルに応じて、固定スプレッド変動スプレッドを選ぶのが重要です。
  • 短期トレーダーや頻繁に取引する人は、スプレッドが狭いブローカーを選ぶことが利益を最大化する鍵となります。

スプレッドはトレードの重要な要素なので、各ブローカーのスプレッドや取引条件をよく比較して選ぶことが成功への一歩です。

スプレッドの単位

FXのスプレッドの単位について、具体的に説明します。

スプレッドの単位:「ピップス(pips)」

FXでは、**「ピップス(pips)」**という単位を使って、スプレッドや価格変動の幅を表します。ピップスは、取引する通貨ペアの価格の最小単位です。

主要通貨ペアの場合(USD/JPYやEUR/USDなど)

  • 1ピップス = 0.01円(USD/JPYなど小数点第2位)
  • 1ピップス = 0.0001ドル(EUR/USDなど小数点第4位)

具体例:

USD/JPY(米ドル/円)の場合

米ドル/円の通貨ペアでは、通常価格が小数点第2位まで表示されます。例えば、以下のような価格が提示されているとします。

  • 買値(Bid): 110.25円
  • 売値(Ask): 110.27円

この場合のスプレッドは以下のように計算します。スプレッド=110.27−110.25=0.02円

USD/JPYでは、1ピップス = 0.01円なので、このスプレッドは2ピップスです。

EUR/USD(ユーロ/米ドル)の場合

EUR/USDの通貨ペアでは、価格が小数点第4位まで表示されます。例えば、以下のような価格が提示されているとします。

  • 買値(Bid): 1.1234ドル
  • 売値(Ask): 1.1236ドル

この場合、スプレッドは以下のように計算します。

スプレッド=1.1236−1.1234=0.0002ドル

EUR/USDでは、1ピップス = 0.0001ドルなので、このスプレッドは2ピップスです。


スプレッドの価値(1ピップスの値段)

1ピップスの価値は、取引する通貨量(ロット数)によって異なります。一般的には、1ロット = 100,000通貨を基準とします。
「1ロット = 100,000通貨」とするのは海外FXで、国内FXの場合「1ロット = 10,000通貨」です。
この記事では海外FXの場合で説明させていただきます。

1ロット(100,000通貨)での取引例

  • USD/JPYで1ロット取引すると、1ピップスの価値は1,000円です。
    例えば、スプレッドが2ピップスの場合、取引コストは2,000円になります。
  • EUR/USDで1ロット取引すると、1ピップスの価値は10ドルです。
    例えば、スプレッドが2ピップスの場合、取引コストは20ドルになります。

ミニロットやマイクロロットの場合

  • 0.1ロット(10,000通貨)で取引する場合、1ピップスの価値はUSD/JPYでは100円、EUR/USDでは1ドルになります。
  • 0.01ロット(1,000通貨)で取引する場合、1ピップスの価値はUSD/JPYでは10円、EUR/USDでは0.1ドルになります。

スプレッドの単位に関するまとめ

  • ピップス(pips)は、FXでのスプレッドや価格変動を表す標準的な単位です。
  • USD/JPYなどでは小数点第2位までが1ピップス、EUR/USDなどでは小数点第4位までが1ピップスに相当します。
  • 1ピップスの価値は、取引するロット数(取引量)によって異なり、大きなロットで取引すると1ピップスあたりの価値が高くなります。
  • スプレッドが狭いほど取引コストが低く抑えられるため、ブローカー選びではスプレッドの狭さが重要な要素になります。

このように、スプレッドの単位「ピップス」を理解することは、FX取引のコストを把握するために非常に重要です。

国内FXと海外FXのスプレッドの違い

国内FXと海外FXのスプレッドにはいくつかの違いがあります。一般的に、国内FXのスプレッドは狭い傾向があり、海外FXのスプレッドはやや広いことが多いです。ただし、スプレッドの広さにはそれぞれのブローカーの特徴やサービスによっても違いがあります。

1. スプレッドの狭さ(取引コスト)の違い

  • 国内FX:多くの国内FXブローカーでは、主要通貨ペア(特にUSD/JPYやEUR/JPY)のスプレッドが非常に狭いです。日本のFX市場は競争が激しいため、ブローカーはスプレッドをできるだけ小さく設定しています。
    また、国内FXは顧客からの注文をインターバンク市場に流さないことが多いようで、顧客間の売りと買いをマッチングさせることで注文を受けたとしていることが多いようです。
    なのでインターバンク市場への手数料がかかることがなく、顧客に狭いスプレッドを提供できているようです。
  • 海外FX:一部のブローカーでは狭いスプレッドを提供していますが、一般的には国内FXよりやや広い傾向があります。これは、海外FXでは高レバレッジやボーナス制度など、他のメリットを提供しているためです。
    また、海外FXは顧客からの注文をインターバンク市場に都度通すことをしていますので、その際にかかるコストもスプレッドを広げる原因と言えます。
    透明性は高いのですが国内FXには差を広げられてしまっています。

具体例:

  • USD/JPYのスプレッド(2023年現在の一般的な例)
    • 国内FXブローカー(例:GMOクリック証券):0.2銭(0.002円)
    • 海外FXブローカー(例:XM):1.0ピップス(0.1円)

このように、国内FXでは0.2銭のスプレッドで取引できるのに対し、海外FXでは1.0ピップス(0.1円)となるため、取引コストに差が生じます。


2. スプレッドの固定・変動

  • 国内FX:多くの国内ブローカーは、特に通常の市場環境下でのスプレッドを固定スプレッドとして提供しています。これは、重要な経済指標の発表や相場の急変動がない限り、常に一定のスプレッドを維持する仕組みです。
  • 海外FX:多くの海外FXブローカーは変動スプレッドを採用しています。これは市場の流動性やボラティリティに応じて、スプレッドが広がったり狭まったりすることを意味します。平常時は狭くても、相場の急変動時には大きく広がる可能性があります。

具体例:

  • 国内FX:USD/JPYのスプレッドが0.2銭で固定されている場合、経済指標発表時やニュース時を除いて、常にこのスプレッドで取引できます。
  • 海外FX:XMやFBSのようなブローカーでは、通常時はUSD/JPYのスプレッドが1.0ピップス程度でも、重要な経済指標の発表時には5.0ピップスや7.0ピップスに広がることがあります。
    また、通常時(経済指標発表などがないとき)でも常にスプレッドは変化していて、1.0ピップス程度の範囲内で広くなったり狭くなったりを繰り返しています。

3. 取引条件とサービスの違い

  • 国内FX:国内のFXブローカーは、狭いスプレッドを提供する代わりに、レバレッジの制限(最大25倍)や厳しい規制の中で運営されています。また、口座開設ボーナスやキャッシュバックキャンペーンは少ない傾向がありますが、安心感やサポートの充実が特徴です。
  • 海外FX:スプレッドが広めであっても、高レバレッジ(最大数百倍〜1,000倍)、ボーナス制度(口座開設ボーナスや入金ボーナス)など、取引条件が自由であることが多いです。また、ゼロカットシステムにより、証拠金以上の損失を負わない仕組みも特徴です。

具体例:

  • 国内FX:USD/JPYのスプレッドが0.2銭と非常に狭いが、レバレッジは最大25倍に制限されています。
  • 海外FX:USD/JPYのスプレッドが1.0ピップス(0.1円)でも、レバレッジが500倍や1,000倍など非常に高く、少ない証拠金で大きな取引が可能。また、取引に使えるボーナスが充実しています。

4. 透明性と取引プラットフォームの違い

  • 国内FX:スプレッドが常に狭く、かつ固定されているため、初心者でもコストを計算しやすく、予測がつきやすいです。取引プラットフォームも日本語対応がしっかりしており、サポートが充実しています。
  • 海外FX:変動スプレッドのため、市場の状況に応じて取引コストが変動します。特にニュースや重要な経済指標の発表時にはスプレッドが広がるため、透明性の面で注意が必要です。ただし、MT4やMT5といった多機能なプラットフォームが使えることが多く、取引ツールの自由度が高いのも魅力です。

特徴国内FX海外FX
スプレッドの狭さ非常に狭い(USD/JPYで0.1〜0.3銭程度)やや広い(USD/JPYで1.0ピップス程度)
スプレッドのタイプ固定スプレッドが多い変動スプレッドが一般的
レバレッジ最大25倍最大500〜1,000倍など
取引条件安全で規制が厳しい自由度が高くボーナス制度も豊富
透明性とサポート透明性が高く、サポートが充実している取引コストは変動、MT4/MT5が主流

どちらを選ぶべきか?

  • 取引コストを重視する人初心者には、スプレッドが狭くて固定されている国内FXが適している場合が多いです。
  • 一方、高レバレッジを活用したいトレーダーや、ボーナスを利用して証拠金を増やしたい人には、自由度の高い海外FXが魅力的です。

どちらを選ぶかは、取引スタイルやリスク許容度に応じて判断すると良いでしょう。

なぜ海外FXは国内FXに比べスプレッドが広いのか!

海外FXは、国内FXに比べてスプレッドが広いことが多いですが、その理由は複数の要素が絡んでいます。以下に、具体例を交えながらその理由を説明します。

1. 高いレバレッジとリスク管理

海外FXブローカーは、国内FXに比べて非常に高いレバレッジ(500倍〜1,000倍)を提供することが多いです。これは、少ない証拠金で大きな取引を可能にするため、トレーダーにとって魅力的ですが、ブローカーにとってはリスクも伴います。

  • 国内FXでは、最大レバレッジが25倍に制限されているため、ブローカーが背負うリスクは比較的少ないです。これにより、スプレッドを非常に狭く設定できます。
  • 海外FXでは、例えば500倍や1,000倍のレバレッジを提供するため、相場の急変動時にブローカーが損失を被るリスクが高まります。このリスクを補うために、スプレッドを広めに設定しているのです。

具体例:

  • 国内FX(GMOクリック証券)では、USD/JPYのスプレッドが0.2銭であり、レバレッジは最大25倍。
  • 海外FX(XM)では、USD/JPYのスプレッドは1.0ピップス(0.1円)ですが、レバレッジは最大1.000倍。この高レバレッジは、スプレッドが広めに設定される理由の一つです。

2. ゼロカットシステムの提供

海外FXの多くのブローカーは、ゼロカットシステム(追証なし)を導入しています。これは、トレーダーが相場の急変動などで証拠金を超える損失を出した場合、追加で損失を支払う必要がなく、ブローカーがその損失を負担する仕組みです。

  • このシステムにより、ブローカーは相場の急激な変動時に大きな損失を被る可能性があるため、そのリスクをヘッジするためにスプレッドを広めに設定しているのです。
  • 国内FXでは、ゼロカットシステムは一般的でなく、トレーダーが証拠金以上の損失を追証として支払う義務があるため、ブローカー側のリスクは比較的少なく、スプレッドを狭く設定できる要因となっています。

具体例:

  • 海外FX(FBS)では、ゼロカットシステムを提供しており、トレーダーが予想外の損失を出しても、ブローカーが損失を負担します。これにより、USD/JPYのスプレッドが1.0〜2.0ピップスと、国内に比べて広めです。
  • 国内FX(DMM FX)では、ゼロカットシステムは提供されず、USD/JPYのスプレッドは0.2〜0.3銭と狭い設定です。

3. ボーナスやプロモーションのコスト

海外FXブローカーは、口座開設ボーナス入金ボーナス、さらにキャッシュバックキャンペーンなどを頻繁に行っています。これらのプロモーションは、ブローカーにとって費用がかかるため、取引コストに反映されます。

  • 多くの海外ブローカーは、トレーダーを引き付けるために大規模なボーナスキャンペーンを実施しますが、このコストはスプレッドや取引手数料として一部転嫁されることが多いです。
  • 国内FXでは、このような大規模なボーナスキャンペーンは少なく、その分スプレッドを狭く設定することが可能です。

具体例:

  • 海外FX(XM)では、新規口座開設ボーナスとして30ドル(約3,000円)がもらえるほか、100%の入金ボーナスも提供されています。こうしたボーナスのコストは、スプレッドに反映され、USD/JPYのスプレッドは1.0ピップス程度です。
  • 国内FX(みんなのFX)では、ボーナスやプロモーションが少ない代わりに、USD/JPYのスプレッドは0.2銭と非常に狭く設定されています。

4. 取引プラットフォームと流動性提供業者の違い

海外FXブローカーは、取引プラットフォームとしてMT4MT5を使用することが一般的です。また、海外ブローカーは世界中の流動性提供業者(LP:Liquidity Provider)と提携し、流動性を確保しています。しかし、これにはコストがかかるため、スプレッドが広がる要因の一つとなっています。

  • 国内FXでは、自社で開発した取引プラットフォームやシステムを利用し、主に日本市場をターゲットにしているため、流動性提供業者とのコストが少なく済む場合があります。これにより、スプレッドを狭く設定できるのです。

具体例:

  • 海外FX(IC Markets)は、MT4やMT5を通じて多くの流動性提供業者から価格を受け取っています。これにより、市場が流動性の低い状況ではスプレッドが広がることがあります。
  • 国内FX(SBI FXトレード)では、自社開発のプラットフォームを使用し、国内市場に特化しているため、USD/JPYのスプレッドが0.1〜0.3銭と狭く抑えられています。

まとめ

理由海外FX国内FX
高レバレッジとリスク管理高レバレッジ(最大1,000倍)に伴うリスクをカバーするため、スプレッドが広め低レバレッジ(最大25倍)のため、狭いスプレッド
ゼロカットシステム損失をブローカーが負担するため、そのコストをスプレッドに反映ゼロカットがなく、トレーダーが追加損失を負担
ボーナスやプロモーション口座開設ボーナスや入金ボーナスのコストがスプレッドに転嫁されるボーナスが少なく、その分スプレッドが狭い
取引プラットフォームと流動性世界中の流動性提供業者を利用するため、コストがかかりスプレッドに影響自社開発のプラットフォームでコストが抑えられる

海外FXは、高レバレッジボーナスゼロカットシステムといったメリットを提供する一方で、これらのサービスを維持するために、スプレッドが広く設定される傾向があります。対して、国内FXはスプレッドが狭いですが、低レバレッジ追証のリスクがあるため、どちらを選ぶかはトレーダーの取引スタイルやリスク許容度によります。

海外FXブローカースプレッド比較表

知名度のある海外FXブローカーの代表的な通貨ペア(USD/JPY、EUR/USD)のスプレッドを比較した表です。スプレッドは市場の状況や口座タイプによって異なる場合がありますが、一般的な数値をまとめています。

ブローカー名USD/JPY スプレッドEUR/USD スプレッド最大レバレッジ特徴
XM
1.6 pips (Standard口座)
0.8 pips (KIWAMI口座)

1.7 pips (Standard口座)
0.9 pips (KIWAMI口座)
1000倍海外FXで最も安心して使える。Standard、KIWAMI共に手数料無し。
FBS1.45 pips (Standard口座)1.01 pips (Standard口座)3,000倍高レバレッジ、低スプレッド、ボーナスが充実。
Exness0.7 pips0.6 pips無制限(条件付き)海外FXでは珍しい固定スプレッドを採用(メジャー9通貨ペア、XAUUSD)
IC Markets0.1 pips(Raw口座)
手数料あり
0.0 pips(Raw口座)
手数料あり
500倍スプレッドが非常に狭く、ECN取引が可能。手数料は1ロット往復7ドル。
HotForex(HFM)0.7 pips (Pro口座)0.6 pips(Pro口座)2,000倍少しスプレッドが安定しない印象。
特に日本時間早朝は注意が必要か。
RoboForex0.9 pips0.7 pips2,000倍スプレッドも比較的狭く良い業者のイメージでしたが現在日本在住では口座開設できないので無視してヨシ。
Tickmill0.2 pips(Pro口座)
手数料あり
0.1 pips(Pro口座)
手数料あり
500倍低スプレッドで、スキャルピングに適したブローカー。1ロット往復4ドルの手数料。
Pepperstone2.4 pips(Razor口座)1.2 pips(Razor口座)500倍スプレッドは広めですが、一日通して安定している。手数料無し。
AXIORY0.7 pips (nano/tera口座)
手数料あり
0.1 pips (nano/tera口座)
手数料あり
1000倍約定力が強く透明性も高い。1ロット往復6ドルの手数料。
BigBoss1.7 pips(デラックス口座)1.3 pips(デラックス口座)2222倍口座開設ボーナスや入金ボーナスもありMT4,MT5も使える。

表の説明

  1. USD/JPY スプレッド: 日本のトレーダーに人気の米ドル/円のスプレッドです。スプレッドが小さいほど取引コストが低くなります。
  2. EUR/USD スプレッド: 世界で最も取引されている通貨ペアであるユーロ/米ドルのスプレッド。低スプレッドが好まれます。
  3. 最大レバレッジ: ブローカーが提供する最大レバレッジ。レバレッジが高いほど少ない資金で大きな取引が可能ですが、リスクも高くなります。
  4. 特徴: 各ブローカーの主な特長。スプレッド以外にもボーナス、取引条件、サポート体制などに違いがあります。

まとめ

  • 海外FXは国内FXと違いドル円を含むクロス円のスプレッドより、ユーロドルのようなドルストレートの通貨ペアの方がスプレッドが狭い傾向があるようです。
  • スプレッドが0.1pipsとか国内FXも真っ青のスプレッドでも手数料がかかるので、「スプレッド+手数料」で取引コストを考えなければなりません。
    XM TradingのKIWAMI極口座のように比較的低スプレッドなのに手数料がないタイプもありますが、AXIORYのnano/tera口座のように手数料はあるけどユーロドルなんかをトレードすると実質0.7pips(スプ0.1+手数料0.6)とXM TradingのKIWAMI極口座の0.9pipsより取引コストが安いみたいなこともあります。
  • Exnessのスプレッドは手数料無しなのにかなり低く、経済指標発表時とかを除く時間帯は原則固定スプレッドというのは素晴らしい。
  • 手数料ありの口座タイプの方が筆者の経験上安定したスプレッドで取引できる印象があります。
  • 秒スキャみたいな超短期で超低利益を積み上げるトレードスタイルの人には海外FXのスプレッドは無理があります。

それぞれのブローカーには特長があるので、取引スタイルに合わせて選ぶことが重要です。